ひざサポートコラーゲンの成分解説

現在、ドラッグストアやインターネットでは様々な種類のサプリメントが販売されており、それらが本当に効果のあるものかどうか、またどのような仕組みで効果を発揮するのか、消費者側としても理解したうえで利用することはとても大切なことだといえます。
ひざサポートコラーゲンの成分には、機能性関与成分であるコラーゲンペプチドをはじめ、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸が含まれています。なんとなく肌や関節によさそうなイメージの成分が並んでいることはお分かりいただけるかと思いますが、実際はどのような役割を担っている成分なのでしょうか。一つひとつの成分を解説していきます。

栄養成分表示

まず、栄養成分からみていきましょう。本品の一日の目安量である5gあたりのエネルギー量は18.7kcalです。これは、おにぎり1個のエネルギー量を180kcalとすると、おにぎりの1/10程度に相当します。コラーゲンはタンパク質の一種なので、タンパク質量が4.66gと多くを占めていますが、これは高タンパク質食品である納豆に換算すると、約半パック分に相当する量です。その他に炭水化物やナトリウムなどが含まれていますが、一日の摂取量と比較すると少量であり、また脂質は含まれていません。

エネルギー 18.7 Kcal
炭水化物 0.02g
たんぱく質 4.66g
食塩相当量 0.006~0.069
脂質 0.00g

機能性関与成分:コラーゲンペプチド

 続いて、気になる機能性関与成分についてみていきましょう。特定の機能を有する食品の表示には、制度により「特定保健用食品」や「機能性表示食品」などがありますが、「ひざサポートコラーゲン」は「機能性表示食品」に分類されます。本品に含まれるコラーゲンペプチドが、膝関節の曲げ伸ばしを助ける成分として含まれています。

機能性関与成分とは?

 機能性表示食品は、製品を用いた臨床試験、または、機能性関与成分に関する研究レビューのどちらかの方法で科学的根拠が示された食品であり、消費者庁へ届け出られたもののことをいいます。この科学的根拠が示された成分のことを機能性関与成分といい、コラーゲンペプチドの他にも、脂肪の吸収を抑え中性脂肪上昇を抑制する成分として「難消化性デキストリン」や、便通を改善する成分として「ビフィズス菌」など様々なものが機能性関与成分として届け出がされています。

コラーゲンペプチドとは?

 コラーゲンはタンパク質の一種で、グリシン、プロリン、アラニンなどのアミノ酸から構成されています。体内のタンパク質のうち30%を占める重要なタンパク質で、皮膚や骨、軟骨などに多く含まれています。動物性食品などの天然の食品にも多く含まれる成分です。
 一方、コラーゲンペプチドは、コラーゲンを消化吸収しやすいように分解して、分子を小さくしたもののことです。分子量が小さいので水によく溶け、体内への吸収性も高くなっています。通常のコラーゲンも、摂取した一部はペプチドとして体内へ吸収されるということが分かっていますが、コラーゲンペプチドはもともと小さく分解されているので効率よく吸収することができます。しかし、通常の食品には僅かしか含まれていないため、サプリメントを利用した摂取が必要です。

コラーゲンの効果

 コラーゲンは体の組織を構成する重要なタンパク質ですが、体内のコラーゲンが不足すると骨や軟骨の合成が低下し、関節に炎症が起こることで関節痛を引き起こしてしまいます。そのようなことを防ぐために、コラーゲンは骨を丈夫にしたり、骨と骨の間にある軟骨を再生したり、関節の働きを良くするために重要な役割を担っています。薬ではないので症状が劇的に改善することはありませんが、膝の痛みを緩和する重要な成分であるといえます。

コラーゲンの副作用

 コラーゲンはタンパク質の一種であるため、人によっては、副作用として蕁麻疹などのアレルギー症状が出る場合があります。特に、アトピー性皮膚炎などの疾患をすでに持っている人はアレルギーが出ることが多いという報告があるので、注意が必要です。
 また、「機能性表示食品」の対象者は疾病に罹患していない人であり、すでに疾病に罹患している人や未成年者、妊婦、授乳婦は対象となっていません。国立健康・栄養研究所の調査でも、妊婦、授乳婦のサプリメントの使用は安全性が十分に確認されていないので避けるべきとされています。

吸収の仕組み

 口から摂取されたコラーゲンは、タンパク質と同じように胃や小腸の消化酵素により分解され、トリペプチドやジペプチドという分子量が小さい形や、さらに分子量の小さなアミノ酸になります。このように小さく分解された形でコラーゲンは小腸から吸収されますが、すべてがアミノ酸まで分解されてしまうわけではなく、ジペプチドやトリペプチドの状態でも吸収することが可能です。そのため、コラーゲンはあらかじめジペプチドやトリペプチドに分解された状態のものを摂取したほうが吸収効率を高めることができます。

吸収のしくみ

肌や骨に届く仕組み

 ジペプチドやトリペプチドは、小腸で吸収されたあと血流に乗って体の様々な部位の細胞へ運搬されます。中でも、アミノ酸が2つ結合したジペプチドである「Pro-Hyp(プロリン-ヒドロキシプロリン)」や「Hyp-Gly(ヒドロキシプロリン-グリシン)」などはアミノ酸へ分解されにくく、ジペプチドの状態で多く吸収されることが分かっています。このPro-HypとHyp-Glyが、細胞を活性化する機能を発揮すると考えられており、皮膚の繊維芽細胞や関節の軟骨細胞を活性化することで、コラーゲン合成や骨形成を促進し、皮膚や骨の状態を改善します。

肌や骨に届くしくみ

その他の成分解説

 本品には、コラーゲンペプチドの他にも膝関節の機能に関わる成分が配合されています。これらをまとめて摂取することによって、より高い効果が期待できます。その他の成分についてもみていきましょう。

ヒアルロン酸

 保湿作用があり乾燥肌や肌のシワなどに効果があるといわれているヒアルロン酸は、皮膚や関節など、体内の様々な組織のなかに存在するムコ多糖類の一種です。タンパク質と結合して組織の保護や構造の維持に役立っており、また、細胞の隙間を埋めることにより関節などの摩擦を和らげる効果のある重要な成分です。ヒアルロン酸を含むサプリメントを摂取することにより、体内に吸収され、関節痛などの改善にも効果があるといわれています。

コンドロイチン硫酸含有ムコ多糖たんぱく

 コンドロイチン硫酸は、ムコ多糖類の主成分であり、その多くはコラーゲンなどのタンパク質とともに結合組織を構成しています。皮膚の新陳代謝を活発にしたり、骨形成を促進することで関節痛を緩和する機能があります。このコンドロイチン硫酸が減少すると、骨形成がうまく行われず、骨や関節に悪影響を及ぼすことが分かってきているため、コラーゲンとともに意識して摂取するとよいとされる成分です。

まとめ

 コラーゲンはペプチドの形で摂取することによって、食品から摂るよりも効率よく吸収することができます。薬ではないため毎日の継続的な摂取が重要で、バランスのとれた食事と適度な運動をすることも不可欠ですが、コラーゲンペプチドに加えてヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などの膝関節に関わる重要な成分を複数配合した本品は、膝関節に悩みを持つ方の強い味方となることでしょう。
 さらに、このコラーゲンペプチドの効果を高めるためには、バランスのとれた食事のなかでビタミンCを積極的に摂取することをお勧めします。ビタミンCはコラーゲンの合成を助ける補酵素の役割をしているため、コラーゲンと一緒に摂取することで、その効果をより高めることができます。ビタミンCは水溶性ビタミンのため体内に蓄積されないので、ビタミンCの豊富な果物や野菜を毎日とるとよいでしょう。

公開日:
最終更新日:2016/07/08